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救助要請など海のもしもは118番!

 H28  マリレシーズン到来!官民救助組織による合同救助訓練の実施

   

 小樽海上保安部では、平成28年7月9日、小樽市内の海水浴場「おたるドリームビーチ」において、同海水浴場としては2年ぶりの開設となる「海開き」に併せ、海水浴場及び官民の救助機関による合同救助訓練を実施しました。
 「おたるドリームビーチ」は、2年前に発生した飲酒運転車両の交通事故により海水浴に来ていた女性4名の命が奪われた他、浜に設置された海の家が違法建築物に当たるとして小樽市から撤去命令を受ける等により、昨年度は海水浴場としては開設されない事態となっており、昨年度から道内における関心が非常に高い状態です。
 また、本海水浴場の存在する石狩湾では北海道内の海浜事故の約5割が集中して発生しており、特に夏季の事故が多い状況であることから、小樽海上保安部では、官民一体となった救助体制の構築によるレスポンスタイムの向上、ひいては救命率の向上を図るべく、3週連続で訓練を予定しており、今回はその第1弾となります。
 今回の訓練は、おたるドリームビーチを管理運営している「おたるドリームビーチ協同組合」、同海水浴場の監視を実施する「小樽ライフセービングクラブ」とともに、小樽海上保安部所属巡視船「ほろべつ」の潜水士が訓練に参加しました。
 おたるドリームビーチ協同組合からの事故発生の通報に基づき、ライフセーバーが海面漂流遭難者の救助を実施、その後、ライフセーバー運航の水上オートバイ(PWC)が海水浴場に到着した「ほろべつ」潜水士を砂浜から現場まで搬送、「ほろべつ」潜水士が海底から救助した要救助者及び潜水士も砂浜まで搬送するという一連の訓練を実施しました。
 小樽海上保安部の短くもアツイ夏がいよいよ始まります!